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2003年06月18日(水) 18時08分
牛肉偽装、さらに3業者 BSE対策悪用、告発検討(産経新聞)牛海綿状脳症(BSE)対策で国が実施した国産牛肉買い取り事業で、中国・四国の3業者が豚肉や牛の内臓を国産牛肉と偽り、国から買い取り代金を受け取っていたことが18日、農水省の調べで分かった。悪質な牛肉偽装の発覚は幹部などの詐欺事件に発展した雪印食品、日本食品、日本ハムグループ以来で、農水省は刑事告発を検討している。 3業者は「あかのストアー」(岡山県津山市)と「フレッシュ石井」(広島市)、「フタガワフーズ本店」(香川県三木町)。 農水省によると、あかのストアーは内臓など計430キロ(48万円)、フレッシュ石井は豚肉や牛の内臓計約2100キロ(約230万円)、フタガワフーズ本店は輸入牛肉と牛の内臓計約3900キロ(約430万円)が買い取り事業の対象外だった。 フレッシュ石井は、2001年11月7日に約26トンの買い取りを申請。その翌日、社内で対象外の豚肉などが含まれているのが分かったが、国に申告していなかった。 同社は「担当者が誤って豚肉などの入った箱に牛肉のラベルを張ってしまった」と説明しているという。 あかのストアーは申請量のすべてが、フタガワフーズ本店は4分の3が対象外だった。農水省はいずれも「内臓などが対象外と知っていたのは明らか」としている。 農水省は昨年4月から、国が買い取った約1万2000トンの全箱検査を実施。その結果、121業者、約140トンが対象外と判明した。買い取り制度についての周知徹底が不十分だったなどの理由で、農水省は大半の業者名を公表していない。
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