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2003年06月18日(水) 21時46分
「マグロで被害想定できず」−−厚労省、チッソ水俣病患者連に回答 /熊本(毎日新聞)厚生労働省は17日までに、妊婦が食べると胎児に影響を及ぼす恐れのある水銀を含む魚介類を公表した問題で質問状を送っていた水俣市の水俣病患者団体「チッソ水俣病患者連盟」(松崎忠男委員長)に、公表の根拠などについて回答した。それによると、摂取制限公表の根拠は「水銀の毒性に関する資料、米国の妊婦の摂食指導など欧米の状況を踏まえ、水産庁などの魚介類に含まれる水銀量の調査結果について審議した」と答えた。マグロを対象から外したことについては「国民のマグロ摂食量を基にした試算では健康被害を想定しがたい」と回答。 同連盟の高倉史朗事務局長は「摂取制限はなぜ注意が必要かもっと説明すべきだ。マグロも制限された魚種より水銀値が高く、注意を促すべきだ」と話している。 同連盟は環境省にも同様の質問状を出しているが、まだ回答がないため、「水俣湾周辺魚介類のデータを提供したのか。マグロは多食されている印象があるが、水銀汚染状況や人への健康影響についてのデータは持っているのか」などの質問を加え、同日、回答を促した。【井上秀人】(毎日新聞) |