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2003年06月18日(水) 19時31分
「手術ミス原因で死亡」 狭山の遺族、埼玉医大と医師を提訴 /埼玉(毎日新聞)脳腫瘍(しゅよう)の摘出手術ミスが原因で死亡したとして、狭山市の女性(当時52歳)の遺族が埼玉医科大(毛呂山町毛呂本郷)と男性医師を相手取り、慰謝料など約9600万円を求める損害賠償訴訟を、さいたま地裁に起こしたことが17日、分かった。訴状によると、女性は98年5月、頭痛を訴えて同大脳神経外科で受診し、翌年11月、腫瘍を切除する手術を受けた。手術直後に出血性脳こうそくの症状が現れ容体が悪化、同年12月10日死亡した。 死因について遺族は、手術で前頭部を開いた際、上矢状洞(静脈)の内側を傷つけ、血栓が生じて出血性脳こうそくになったなどと主張している。男性医師らに対しては、血栓発生を予測するなどの注意義務を怠ったなどとも主張している。 遺族の代理人は「病院側はミスと考えていないが、それは裁判所に判断してもらおうということで提訴に至った」と話している。同大付属病院の尾本良三病院長は「極めて標準的な手術で適切に遂行されたものと考えています。合併症で亡くなられたことは残念に思っています」などとコメントした。【小原綾子】(毎日新聞) |