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2003年06月17日(火) 00時00分
県庁でヤミ金融特別相談室(朝日新聞・)「借りた金を完済したのに、さらに支払うよう脅されている」−−。県ヤミ金融被害防止対策会議による「ヤミ金融特別相談室」が16日、県庁の中央県民相談室で開かれた。52件の相談があり、午前中から次々に電話が鳴って弁護士や警察官らが応対に追われるなど、ヤミ金融被害に遭う人の多さがうかがわれた。同会議は県や県警、県弁護士会、県貸金業協会などが集まり、5月に設置された。6〜8月を「ヤミ金融被害対策強化期間」と定め、月2回、弁護士や警察官らが電話や面接で相談を受けることを決め、初めて相談室を開いた。 この日の相談は電話が41件、面接が11件。相談者は20歳から80歳までと幅広く、50代、60代からの相談が多かった。男女比はほぼ同じだった。 「『090金融』から2万5千円を借りて4万円を支払ったが、さらに返済請求の電話がかかってくる」という相談には、「必ず返済を拒否すること」を強調。「口座を解約」「電話番号を変更」「自宅に押し掛けてきた場合は110番通報する」などを助言した。 ほかに、「完済したが脅迫電話がかかってくる」「いやがらせで隣家に電話を入れてくる」「知人に『孫の連絡先を教えてくれ』というはがきが来た」といった相談もあり、弁護士らが丁寧に応対していた。 県消費生活センターによると、ヤミ金融に関する相談件数は01年度上半期の19件から急増し、02年度下半期には516件に。今年4月だけで180件の相談があった。 同会議は8月までに岩国、下関、周南各市でも相談室を開催する予定。 |
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