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2003年06月17日(火) 00時28分
高金利被害12万人、総額144億円 02年(朝日新聞)金融業者が29.2%の法定金利を超える金利で貸し付けた出資法違反事件の被害者は、02年は12万人で、その被害額は約144億円に上ることが、警察庁のまとめで分かった。01年に比べ、被害者は約2.6倍、被害総額は約2倍にそれぞれ急増している。違法な高金利は、年数百〜数千%が常態化し、中には年約17万%という極端な高金利事件もあった。 同庁によると、02年に高金利で資金を貸したとして業者らを逮捕・書類送検した事件は208件で、前年より41件増。容疑者数は374人(うち逮捕276人)で前年比12人増(同36人増)。書類送検された法人も02年は15法人で、01年より9法人増えた。 また、貸金業規制法に基づく登録を都道府県などにしていない無登録事件や、貸金業に絡む詐欺、暴行、脅迫などを含む闇金融事件は02年に238事件が摘発された。99年以降、急増しており、02年は99年の約1.6倍だった。 警察庁は、暴力団が関与する事件が全体の4分の1を占めるとともに、多重債務者に3万〜5万円を反復して貸し付けるケースが多いと分析。長引く不況下で借金に苦しむ市民の被害が深刻化しているとして、全国の警察本部に闇金融業者の取り締まり強化を指示している。 (06/16 23:59) |