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2003年06月16日(月) 07時31分
携帯かけてカギかけるロッカーお目見え 荷物受け渡しも(朝日新聞)キーのないコインロッカーが首都圏のJRや私鉄の駅に登場している。代わりに使うのが、携帯電話やPHSの番号通知機能。通話料金はかからず、カギだけが掛かる仕組みだ。 利用者は液晶パネルの指示に従い、荷物を預ける際、自分の携帯電話から指定の番号にかける。取り出す時も同様で、電話番号がキーの役目を果たす。「ベルだけ鳴らして切る」状態なので、電話料金は生じない。 利用者にとってありがたいのは、キーをなくす心配がないことだ。しかも解錠用に他人の携帯電話の番号を指定することができるので、荷物の受け渡しにも使える。自宅の住所を知らせたくない場合、このロッカーを配達先にし、私書箱代わりに使うことも可能だ。 ベンチャー企業のエックス・キューブ(本社・東京、山田正一朗社長)が、NTTグループと技術開発した。NTTグループは電子商取引に力を入れており、「駅や通勤経路に物流の拠点が増えれば電子商取引も浸透しやすい」と判断。共同で特許出願中だ。 現在は東京駅と、新宿駅2カ所の計3カ所に約50箱を設置。今夏には東京駅近くの八重洲ブックセンターや銀座に置き、さらに設置個所を増やしていく考え。 鉄道会社などロッカーを設置する事業者にとっては、預けた人の電話番号が記録される利点がある。拳銃や薬物の受け渡しに使われたり、新生児を置き去りにしたりといった悪用への歯止めになるからだ。 ロッカー自体の値段は、箱ごとに違う錠を取り付ける必要がある従来品よりやや安く、縦4個×横8列のタイプで250万円。利用料も、従来型が最低300円程度なのに対し、現在は3〜6時間100円からと、短時間の利用で割安になるよう設定。利用者の反応を探っている。 (06/16 07:31) |