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2003年06月14日(土) 20時41分
県の情報公開請求、インターネット利用が増加 昨年度は前年比２・５倍 ／高知（毎日新聞）インターネットを利用した０２年度の県の情報公開請求が、０１年度に比べ約２・５倍、３７７件にも膨らんでいることが、１３日までの県政情報課の運用状況調査で明らかになった。県は００年５月、インターネットによる開示請求を都道府県では三重、鳥取両県に次いで導入した。同課は「県庁に足を運ぶ手間が省け、自宅からでも開示請求できる手軽さが人気なのでは」と分析している。 ０２年度のインターネットを含めた開示請求件数は、０１年度に比べ１９・７％増の１３２９件。そののうち全面開示は６７９件▽部分開示３５３件▽▽非開示２８件▽不存在１９０件▽取り下げ７１件——などだった。請求者の延べ人数も１５・７％増の８２４人で過去最高になった。 一方で、県職員による公文書破棄・改ざん問題なども反映し、不服申し立ても０１年度の２１件から、０２年度は６１件に急増した。部局別では、用地買収などを受け持つ土木部が３９４件で最も多く、次いで、健康福祉部２７２件▽県教委１７６件——などだった。 また、県が０１年１０月にスタートさせた個人情報保護制度の運用状況は、開示請求５８３件のうち、文書による請求は、患者や遺族らによるカルテの開示など１６件、口頭による開示請求は県立高校の入試結果や県職員採用試験結果など５６７件だった。 【関谷徳】（毎日新聞） |