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2003年06月14日(土) 20時21分
東芝問題 片山善博知事一問一答 不正なやり方に憤り /鳥取(毎日新聞)片山知事は13日、毎日新聞のインタビューに応じ、東芝との取引見直し問題などについて語った。一問一答は次の通り。◇知事一問一答 ——東芝との取引見直しは「筋違い」では。 ◆西室さんの行動が東芝の社業として行われたわけではない。ただ、地方分権改革推進会議の議事運営はやっぱり不公正。委員の意見とは関係ないところで(地方への税源移譲を先送りする)原案を作って、多数決で押し切った。しかも非公開で議事録も出さない。そういうやり方を西室さんがしたことに私は憤った。西室さんが会長を務める会社にも、いい印象を持てなくなる。だから、お付き合いの仕方を考えます、そういう問題。西室さんが公正で民主的なやり方に変えてもらえばいい。 ——発言撤回の考えはは。 ◆撤回って、お付き合いの仕方を考える、と言ったんで。でも、不公正なやり方で出来上がった意見書はほとんど影響力を持たなくなった。そういう面で言えば、ほとんど意味がなくなった。 ——取引見直しの検討はもう続けない。 ◆今はやってない。事実上、静観です。見直しの作業はやめて正常に復帰したい。 ——地方から国に声を届けるには、時には批判覚悟でやらないと届かない、という思いがある。 ◆そういう面もないわけじゃない。我々は小さい存在ですから。とにかく不公正なやり方に憤りを感じた。別に私、東芝が嫌いなわけじゃない。東芝の製品は我が家にいっぱいあります。 ——三位一体改革のあるべき姿は。 ◆補助金はありがたいけど、地方の自主性を失わせ無駄を生んでいる。例えば小学校の改築だったら、直せば使えるのに、直す補助金よりも建て替える場合の補助金の方が有利になる。補助金の形ではなく、税源として地方団体が自前で調達できるシステムにしたほうが、より有効に使うようになる。 ——知事が実際に考えた付き合い方の見直しとは。 ◆物資調達にはルールがあり、それを踏み外すことはできない。ルールの範囲内でできることが何か検討した。例えば、東芝関係者から面会の申し込みが入っても会わないとか、乾電池が切れた時に率先して東芝のものを買わないとか。ただ、そんなことをしても、大したことにはならない。不快感を表すのに、どんなことがあり得るのか検討した。(毎日新聞) |