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2003年06月14日(土) 20時13分
堺市住基ネット、点字使わず第三者が読む 視覚障害者あて住民票コード /大阪(毎日新聞)住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)の住民票コード(番号)を堺市が市民に通知した際、視覚障害者あても通常の圧着はがきを使用したため、本人の意思に反して第三者に読まれていたことが13日、明らかになった。市は、配慮不足を認め、陳謝した。市議会の市民環境産業委員会で、長谷川俊英市議の質問で明らかになった。市は昨年8月8日に、住民票コードを圧着はがきで送付したが、市内の目が不自由な女性は、どのようなはがきが届いたか分からず、ヘルパーに読んでもらったところ、住民票コードであることが初めて分かった。この女性は「大切な情報なのに、視覚障害者に対する配慮がない」と強く感じたという。 市の説明では、視覚障害者あての水道や税などの通知は、点字による表示をしている。別の障害者の相談員から問題の指摘があり、市は10月14日になって、94人に対して点字による住民票コードの通知をした。 堺市の内原達夫助役は「視覚障害者に配慮がされず、大変申し訳ない。今後、このようなことがないよう心を引き締めて対処したい」と陳謝した。 【大島秀利】(毎日新聞) |