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2003年06月13日(金) 19時10分
ヒ素除去の浄水器設置に補助金−−神栖町が１６日から ／茨城（毎日新聞）神栖町は１６日から、ヒ素などの有害物質を除去する浄水器を自宅に設置した町民に対し、補助金支給を始める。同町木崎の井戸水から有機ヒ素化合物が検出された問題を受けたもので、井戸水を飲用に使っていて、３月２０日以降に浄水器を設置した町民対象。７万５０００円を上限に、浄水器の購入や設置にかかった費用の半額を町が負担する。県などが実施した水質検査で、１２日までに環境基準を超えるヒ素が検出された井戸は３３５カ所に達した。県と町は、基準値を超えた井戸水は飲用を控え、上水道使用に切り替えるよう呼び掛けている。しかし、水道の本管が整備されていない地域の住民は、飲用水を購入するか、十数万〜数十万円を自費で負担して浄水器を設置していた。 補助申請には水質検査の結果や浄水器の性能などを証明する書類が必要で、申請から支給まで約２週間かかる見込み。既に自宅付近に本管が整備されている住民には支給されない。町環境課は「本管整備までの自衛策として活用を」としている。【中田純平】（毎日新聞） |