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2003年06月13日(金) 20時37分
郵便局員装い高齢者宅を訪問、女性６人が詐欺被害 岸和田署が警戒呼びかけ ／大阪（毎日新聞）郵便局員を装って、高齢者から貯金や保険の手数料をだまし取る事件が、岸和田市内で相次いでいる。岸和田署は悪質な詐欺事件として市内の全世帯に防犯速報のチラシで知らせる一方、巡回を強化して警戒している。同署によると、６０〜６５歳と４０〜５０歳のサラリーマン風の男で、１人または２人で一人暮しの高齢者宅を狙って訪れ、「郵便局から来ました。４回ほど訪問して留守でしたが、ようやく会えました」などと親しげに話を切り出したうえで、「保険（定額貯金）が満期になりました。振り込むのに手数料がかかります」などと説明し、現金７万〜９万円をだまし取っている。その際に、犯人は被害者を安心させるため、わざわざ振り込み先の口座番号を確認してメモしたり、被害者につり銭を支払ったりしていた。 昨年末から１月にかけて８０歳以上の一人暮らしの女性４人が被害に遭い、しばらくなりを潜めていたが、５月末に８４歳と８１歳の女性が相次いで現金をだまし取られた。 同署は「この手の犯罪はほとぼりが冷めるころに、また集中して起きる」と警戒を強め、「集金人には職員証の提示を必ず求め、不審に思ったときはすぐに警察か郵便局に通報してほしい」と呼びかけている。 【佐藤孝治】（毎日新聞） |