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2003年06月12日(木) 20時10分
住基ネット「離脱」問題 県市長会、審議会委員との意見交換はせず ／長野（毎日新聞）県市長会（会長、三浦大助・佐久市長）は１１日、東京都内で開いた定例会で、県本人確認情報保護審議会が住民基本台帳ネットワークシステム（住基ネット）からの当面の離脱を求める報告を出した問題に関して田中康夫知事が求めていた審議会委員との意見交換は行わないことを決め、各市とも第２次稼働に向けた準備を進めることを確認した。三浦会長は「県は国と相談して（離脱するかどうか）決めてほしい。ここまで来たら委員から（説明を）聞いても仕方がないということ」と話している。この問題について県町村会（会長、唐沢彦三・小布施町長）が３日、同審議会委員から説明を受けた。知事は６日の知事会見で「（委員会の報告について）各市長もご発言なさってるようであり、早期に委員から説明を受ける機会を設けていただきたい」と話していた。 県市長会は定例会冒頭の非公開協議で「既にスタートしていること」として審議会委員との議論を行わないことを決めた。「委員から話を聞けという人は一人もいなかった」（三浦会長）という。【藤井裕介】（毎日新聞） |