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2003年06月12日(木) 23時01分
＜乳房切除＞開業医が説明不足、１２０万円賠償が確定 最高裁（毎日新聞）乳がん治療のため、９１年に大阪府泉佐野市の開業医で右乳房切除を受けた女性が、「乳房を残す治療法（温存療法）の説明を受けなかった」として損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第１小法廷（深沢武久裁判長）は１２日、開業医の上告を棄却する決定を出した。１２０万円の支払いを命じた大阪高裁判決が確定した。１審の大阪地裁は２５０万円の賠償を命じ、大阪高裁は女性に逆転敗訴を言い渡したが、最高裁は審理を高裁に差し戻した。差し戻し審は「医師は女性が温存療法に関心を持っているのを知っており、診断した９１年当時は未確立な治療法だったとはいえ、可能性などを説明する義務があった」と認定していた。【清水健二】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030613-00000123-mai-soci |