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2003年06月12日(木) 00時00分
環境ホルモンの確認試験へ ビスフェノールAで環境省 (東京新聞)環境省は12日、プラスチック原料として広く使用されているビスフェノールAに、魚類へ内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)の作用を疑わせる予備試験結果が出たとして、確認試験に着手することを決めた。同日開催の内分泌かく乱化学物質問題検討会(座長・鈴木継美東京大名誉教授)に報告した。 試験は、同省が環境ホルモン作用の疑いありとして選定した65種類の化学物質を対象に、2000年から進めている有害性評価の一環。 ビスフェノールAについては、魚類の女性ホルモン受容体と結び付く性質があったほか、高濃度にさらすとメダカの精巣に卵ができるなどの「メス化」現象がみられた。 同省は今後、環境中の濃度を考慮した確認実験を実施し、1年後をめどに結果をまとめる。 過去に魚類への環境ホルモン作用が確認されたノニルフェノールと、オクチルフェノールについては、ラットでの実験では、明らかな環境ホルモン作用は認められないとの結果が出た。 同省はまた、疑い物質の選定をはじめとする環境ホルモンの研究の在り方についても、最近の成果を反映した内容に見直す方針を決めた。同検討会に作業部会を設置し、2年計画で進める。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20030612/fls_____detail__031.shtml |