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2003年06月10日(火) 00時00分
住民合意なし防犯カメラ 高知市が設置(朝日新聞・)高知市が同市若草町の西市営住宅(9階建て、約130世帯)のエレベーターに防犯カメラを設置したところ、住民らから「設置の説明もなく、プライバシーを侵害されている」との批判が出ている。市住宅課は自治会役員らと意見交換して、稼働を続けるか中止するかを判断するという。同課や市営住宅の前自治会長によると、防犯カメラを設置したのは昨年3月。エレベーターを汚すいたずらが続いて住民から苦情が寄せられたため、この前自治会長が市に設置を相談。市が警備会社からカメラ2機を約130万円で購入して2基のエレベーターにそれぞれ設置した。 しかし、前自治会長が住民らに事前に説明をしていなかったため、今年4月の自治会総会などで「合意もなく設置したのはおかしい」「プライバシーの侵害にあたるのでは」と反発する住民が出た。今年6月に新しく自治会長になった山川直さん(68)は「エレベーターに乗るたび、映像がどのように利用されるか不安な気持ちになる」と話す。 市住宅課によると、防犯カメラは01年11月に同市河ノ瀬町の集会所に防犯目的で設置した事例があるが、市営住宅に設置したのは初めてという。 同課の中嶋弘昭課長は「当時の自治会長からの相談であり、設置は住民の同意があると思った」としながら、「プライバシー保護の問題もあり、住民の皆さんと十分に協議し、カメラを今後も稼働させるか考えたい」と話している。 |
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