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2003年06月10日(火) 23時19分
ソニーが「クオリア」計画 感動の創造めざす新ブランド（朝日新聞）ソニーは１０日、価格やシェア（市場占有率）争いを捨て、独自技術の商品化を追求する新ブランド「ＱＵＡＬＩＡ（クオリア）」を発表し、第１弾の４商品を公開した。超小型のデジタルカメラなどいずれも高額品で、低価格競争とは一線を画した。高い技術力をアピールし「技術のソニー」のブランド強化を図る。 出井伸之会長は「量を追う商品でなく、質で認められることがソニーがソニーである証しだ」と語った。クオリアは人の心に感動を生み出す脳のメカニズムを表す言葉。 この日発表された商品は、ホームシアター用の高画質プロジェクター（２４０万円）▽トレーにＣＤを無造作に置くだけで再生できるＣＤプレーヤー（８０万円、スピーカーは７０万円）▽高画質ブラウン管テレビ（１３０万円）▽幅約７センチ、高さ約２センチで２００万画素の超小型デジタルカメラ（３８万円）——の４種類。 今年中にさらに数種類を発売し、将来は携帯電話やヘッドホンステレオなどでも投入する計画だ。商品は受注生産で、デジカメとテレビは今月２４日から、残りは８月から受注を始める。東京と大阪には、クオリア商品の専門店を設置する。(06/10 23:19) |