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2003年06月10日(火) 19時16分
志木の建設2社「倒産」 茨城の詐欺容疑会社と取引−−県内に債権者数人 /埼玉(毎日新聞)◇未払い金残す志木市の建設会社2社が未払い金を残したまま事務所を閉鎖し連絡が取れなくなっているなどとして、県内の債権者ら数人が朝霞署に被害相談をしていることが9日、分かった。両社は2日と3日に2回目の不渡りを出し事実上倒産した。茨城県警が9日、詐欺容疑で家宅捜索をした同県水海道市の住宅会社リフォーム会社「錦増」と取引があることなどから、県警は取り込み詐欺事件の疑いが強いとみて捜査を始めた。【高島博之、酒井祥宏】 志木市の2社は、所在地は同じで、事務所には両社の社名が並べられた看板が掲げられている。入り口近くの窓ガラスには、うち1社の名前で「お知らせ まことに残念ですが当社は諸般の事情から、平成一五年五月三一日、事務所を閉鎖せざるを得なくなりました」などと書かれた謝罪文が張られている。 事務所近くの女性によると、建設会社の社員らは5月30日午後2時ごろ、張り紙を張って出て行き、約1時間後に30人ぐらいの人が事務所に押しかけ、取り付け騒ぎになったという。また2、3月ごろには「お菓子や果物、電化製品が毎日のように宅配便で来て、それをレンタカーのトラックに積み替えて運び出していた」と話していた。 民間調査会社「帝国データバンク」大宮支社などによると、2社は2、3日に不渡りを出し、銀行取引を停止されている。両社の負債額は計1億円を上回るとみられる。錦増の幹部は1社の監査役を兼務、錦増はもう1社から大半の受注を獲得しており、関係は深いとみられる。 錦増は、取引先約130業者に計約3億7000万円の未払い金を残したまま5月末に事務所を閉鎖した。埼玉県警は、錦増と1社に取引があったことや、同時期に事務所を閉鎖していることなどから関連を捜査している。 また、昨年8月、沖縄県でもリフォーム業者が同様の詐欺容疑で告訴されており、各県警と情報交換をして、実態解明を進めている。(毎日新聞) |