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2003年06月07日(土) 07時08分
仙台・コンサル投資詐欺事件 10年前も仲介トラブル(河北新報)仙台市の経営コンサルタント会社「イースタンパシフィックキャピタルマネージメント」による投資詐欺事件で、詐欺容疑で逮捕された実質的な経営者飯田実容疑者(59)=仙台市青葉区片平一丁目=は、イースタン社と別の会社を経営していた約10年前にも、米国からの投資仲介をめぐって申込企業とトラブルになっていたことが6日、関係者の話で分かった。仙台中央署の調べで、イースタン社と関連会社「エムエイインフォメーションネットワーク」(仙台市青葉区大町)が投資話を広めていたことが判明しており、第3の営業拠点だったとみられている。中央署は3社の関係資料などに基づき、投資話に関与した関係者の洗い出しを進めている。 この会社は「リゾーシス・キャピタル・マネージメント」。ロサンゼルスに本部を置き、1991年6月に設立された。飯田容疑者が社長を務め、仙台市青葉区本町のテナントビル2階に事務所を構えていた。 関係者によると、宮城、岩手県内の企業2社は93年ごろ、それぞれ1億円前後の投資仲介を申し込み、手数料として約80万円を払って投資を確約された。投資が実行されなかったためトラブルになったが、最終的に飯田容疑者と親しい関係者から全額を回収したという。 企業側の関係者は「飯田容疑者は投資契約を守らなかったばかりか経費の返還請求も無視し、らちがあかなかった。申込企業は経営がひっ迫し、やむを得ず関係者から回収した。投資の仕組みはイースタン社と同じだった」と振り返る。 リゾーシス社の事務所はその後閉鎖され、飯田容疑者は95年7月に「エムエイインフォメーションネットワーク」を新たに設立した。同社はイースタン社の代理店と位置付けられ、投資話を仲介した役員2人が飯田容疑者の共犯として、詐欺容疑で仙台中央署に逮捕されている。 [河北新報 2003年06月07日](河北新報) |