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2003年06月05日(木) 12時29分
路上に大量の納税書類散乱 弘前市、ごみ運搬中落とす（産経新聞）青森県弘前市が納税通知書の作成のため企業などから集め、破棄する予定だった「給与支払報告書（個人別明細書）」４０９枚が、市内の路上に散乱していたことが、５日分かった。個人の住所氏名、生年月日や年収などが記載されており、同市は「ごみ運搬中に落とした可能性が高い。大変申し訳ないことをした」と話している。弘前市によると、４日朝、同市神田の路上に書類約３５０枚が落ちているのを住民が見つけ、弘前署に届けた。その後、市職員が約２００メートル離れた堅田で残りの書類を発見、回収した。 給与支払報告書ははがき大の大きさで、市が納税通知書作成のため今年１月までに市内の企業などから２枚つづりで提出させた。作業が終了したためうち１枚を破棄することになり、計４万１０００枚を２日朝に段ボール２箱に詰めて市役所のごみ集積所に出し、３日朝に民間業者がごみ焼却場に運んだ。 書類が落ちていた２カ所は業者の運行ルート上で、運搬中に落とした可能性が高いが、発見まで丸１日たっており、詳しい原因は分からない。 同市の桜田潤税務課長は「市民の信頼をうけて預かった書類であり、反省している。今後は廃棄前の裁断を徹底したい」としている。
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