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2003年06月04日(水) 18時51分
A型容器にBラベル 2人同時に採血、はり違え病院へ−−献血専用バス /宮城(毎日新聞)◇輸血前に気付く−−仙台・県赤十字献血専用バス仙台市の県赤十字血液センターの看護師が、献血で採取したA型の血液容器に、誤ってB型のラベルをはり、白石市の病院に供給していたことが分かった。同時にA型とB型の2人の血液を採取し、取り違えたのが原因。輸血前に気付いたため実害はなかったが、血液センターは「あってはならないミス」として、採血担当の看護師40人を対象に、改めて講習を行った。 センターによると、ミスがあったのは5月15日。仙台市内の高校に専用バスで出向いて採血をした際、一度に2人の採血を担当した看護師が、2人の血液を取り違えてラベルをはってしまった。採血の手引書では、献血者1人につき、1人の看護師がつくことになっているが、生徒が次々に来たため、隣り合った生徒の採血を1人で行ってしまったという。 血液はセンターに運ばれた後、必要な処理をして保管。同22日、B型のラベルをはった血液を、間違いに気付かないまま白石市の公立刈田総合病院に供給したが、輸血前の確認でA型であることが分かった。A型のラベルをはったB型の血液はセンターに保管されたままだった。 センターはミスが分かった後、看護師の教育を徹底するとともに、日本赤十字社に報告。日赤は報告を受け、全国の血液センターに再発防止を呼びかけた。【鈴木英生】(毎日新聞) |