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2003年05月31日(土) 10時17分
貸金業者審査がルーズ、行政評価事務所が指摘／秋田財務事務所に改善求める（秋田魁新報）秋田行政評価事務所は３０日、県内の貸金業者を指導・監督する秋田財務事務所の評価結果を公表した。貸金業者の登録審査にルーズな例があったほか、消費者の苦情が集まる生活センターとの連携が不足しているとして、東北管区行政評価局長名で東北財務局に改善を申し入れた。不況を反映してサラ金を巡るトラブルが多発している現状を問題視し、昨年１２月に調査した。同事務所のほか、県、秋田市、複数の県で営業する２２業者などに聞き取りした。 その結果、業務委託している業者の登録先が他の財務局であるのに、誤って東北財務局と記載していたり、すべての営業所を記すべき欄に本店しか記載しなかったり、登録審査が不十分な例が合わせて３件あった。 また、県生活センターと秋田市消費者センターに寄せられた消費者金融に関する相談、苦情２８１件のうち、３０件は財務事務所が行う立入検査業務の参考になる情報だったものの、財務事務所は県貸金業関係連絡会に両センターを加えていないなど、情報収集の姿勢が不十分だった。 このほか、秋田市では、無登録業者が掲載された新聞折り込みチラシなどが投げ込まれたり、電柱に違法な屋外広告物が張られた例があった。 東北管区行政評価局は東北財務局に対し、広告の適正化や違法広告物の取り締まり強化を関係機関に要請するよう参考意見を添えた。 http://www.sakigake.co.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20030531g |