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2003年05月31日(土) 15時30分
<全日本同和会>神奈川県連会長を逮捕 法外手数料受領容疑(毎日新聞)全国組織の同和団体「全日本同和会」の神奈川県連合会が同県の同和対策特別融資制度を通じ銀行融資をあっせんした業者から、見返りに法定限度を超える手数料を受け取ったとされる事件で、同県警捜査4課などは31日、同連合会会長の桑原正則容疑者(54)=小田原市=を出資法違反容疑で逮捕した。調べでは、桑原容疑者らは01年5月と昨年5月、同連合会の推薦を受けて銀行から計6800万円の融資を受けた県内の建設業者など計5業者から、出資法上の限度比率を超えた手数料計477万円を受け取った疑い。同法は金銭貸借の仲介者が貸し出された金の5%を超す手数料を受け取ることを禁じている。 この融資制度は同県が73年に同和関係者の事業促進のため設けた制度。同和関係の零細業者が融資を受ける際、県の指定する同和団体の推薦を得れば、県信用保証協会が銀行融資を保証する仕組み。同連合会は県の指定3団体の一つ。 この事件では、今月26日、同連合会事務局長の星崎由幸容疑者(53)=小田原市=が融資を受けた5業者から違法な手数料を受け取ったとして同容疑で逮捕された。その後の調べで、星崎容疑者の受け取った手数料の大半が桑原容疑者に流れていた疑いが強まった。 同連合会などによると、全日本同和会は60年に保守系の同和団体として発足。全国の都道府県に連合会などを持つ。神奈川県連合会は67年設立の県同和促進委員会が前身。 ■桑原容疑者一問一答 桑原容疑者は星崎容疑者の逮捕直後、毎日新聞のインタビューに応じた。やり取りは次の通り。 ——業者から金を受け取っていたのか。 桑原容疑者 寄付金という形でもらっていた。それは私の代に始まったことじゃないし、他の団体も同じだ。 ——星崎容疑者が受け取った金は会長に入っていたのか。 桑原容疑者 県連の運営費として、星崎からある程度まとめて私が受け取った。 ——自分への謝礼として会長自身が受け取ったこともあるのか。 桑原容疑者 自分のために受け取った部分もある。 ——出資法の規定を知っていたか。 桑原容疑者 そんな法律があるなんて一切、知らなかった。寄付金は手数料にあたらないはずだ。 ——星崎容疑者の逮捕を受けての思いは。 桑原容疑者 不当な逮捕で我々に対する弾圧だ。県連が手数料を要求したことはない。 【木村光則、内橋寿明】(毎日新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030531-00001055-mai-soci |