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2003年05月29日(木) 12時59分
カルテ開示、指針で促進 厚労省検討会が報告書（共同通信）カルテ開示の法制化を検討していた厚生労働省の「診療に関する情報提供等の在り方に関する検討会」は２９日、独立した法制化を見送り、新たな指針によって医療機関に情報開示を促すべきだとする報告書をまとめた。報告書は、個人情報保護法成立でほとんどの医療機関が原則として患者本人にカルテなどを開示する義務を負うことを挙げ「診療情報提供についての法的基盤が整った」と指摘。法制化に対する委員の賛否両論を併記し「今後の診療情報提供の進ちょく状況などを適宜把握し、必要な措置を検討する」とした。 しかし個人情報保護法では遺族からの請求に対する開示義務がない上、小規模な医療機関は規制の対象外。患者団体などは、例外のないカルテ開示と改ざん禁止などを法制化するよう要望しており、見送りに反発が高まるのは必至だ。（共同通信） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030529-00000084-kyodo-soci |