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2003年05月28日(水) 02時20分
スローフードの輪広げよう 28日民間ネット設立(西日本新聞)【大分】 良質の食材やゆったりした食事の味わい方などを通じて生活を見つめ直す「スローフード運動」を進める活動家らのネットワークづくりを目指す市民団体「OITA SLOW FOOD WEB」が、二十八日発足する。県内のスローフード運動では、県、農協などで構成する「スローフード推進協議会」が設立されているが、民間主導の団体設立は初めて。同WEBの設立発起人は、宇佐市で伝統料理の伝承活動に取り組む金丸佐佑子さん(61)や大山町農協の矢羽田正豪参事ら十人。 BSE(狂牛病、牛海綿状脳症)問題や食肉偽装表示事件で食の安全性が揺らぎ、スローフードへの関心が消費者・生産者ともに高まっている。しかし、「スローフードに取り組む生産者はバラバラに活動。消費者も情報を得るためにどこに尋ねたらよいのか分からなかった」(金丸さん)ことから、それぞれの活動を結ぶ組織を設立することにした。 活動内容は、ホームページを立ち上げ、運動に取り組む生産者情報や、農家の主婦らが直販する団子やまんじゅう作りなど地域色豊かな料理教室の開催情報を提供。大分だけに自生するとされる野草の探索会などを呼びかけながら、年一、二回程度、有識者らを交えたシンポジウムを開く。 二十八日午後二時から、大分市田室町の大分東洋ホテルで発足式と茶話会を開催。問い合わせは県流通園芸課=097(536)1111、内線3621。(西日本新聞) |