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2003年05月28日(水) 03時00分
ヒ素:小学校プールから環境基準の8倍を検出 茨城・神栖町(毎日新聞)井戸水から有機ヒ素化合物が検出された茨城県神栖町で、町立大野原小(同町木崎、錦織常雄校長)のプールから、環境基準の8倍にあたるヒ素が検出されていたことが、27日分かった。基準値の約10倍のヒ素が検出された井戸に近く、プールには井戸水を使っていた。 同小は先月10日、県が現地で実施している飲料水の調査会場にプールの水を持ち込み、調査を依頼。その結果、環境基準の8倍に当たる1リットル当たり0.08ミリグラムのヒ素を検出した。検出されたものが有機ヒ素化合物かどうかは不明という。 同小によると、問題のプールは毎夏に全校児童約500人が利用してきたが、これまでにヒ素中毒が疑われる症状を訴えたケースはなかったという。しかし、町は6月中旬のプール開きまでに水道水へ切り替えることを決め、大野原小も保護者に経緯を通知した。錦織校長は「人体に影響はない程度の量と聞いたが、子供たちが安心して授業を受けられるよう、水道使用への切り替えを決めた」としている。【衛藤達生、中田純平】 [毎日新聞5月28日] ( 2003-05-28-03:00 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030528k0000m040170002c.html |