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2003年05月28日(水) 19時13分
「参拾萬円入金で秘守」 自治体職員に脅迫文書を無作為郵送 /埼玉(毎日新聞)◇スキャンダルちらつかせ…吉川市など県内の市町村職員・教員に、スキャンダルをつかんでいるかのような表現で現金を脅し取ろうとする脅迫文書が複数郵送されていたことが27日、分かった。文書には「一金、参拾萬(30万)円也の入金により、本件を完全に秘守する事で決着にしてはいかがでしょうか」などと銀行振り込みを求めている。いずれも送金せず被害はなかったが、一部が県警に脅迫容疑で被害届を出した。県警は同容疑で捜査を始めた。 【飯嶋英好、高島博之】 吉川市では、幹部職員が9日、脅迫文書を持って政策室へ相談に訪れたのが発端。このため、同室が市の全職員468人と市内全10小中学校の校長・教頭を対象に調査した結果、5月上旬、市幹部職員2人と小学校長1人に郵送されたことが分かった。他の自治体の幹部ら数人にも同じ時期に送付された。 文書は「倫理規定違約照会の件」とされ、「『通常事務処理・監督責任・公務外非行……』など懲戒処分事由にかかわる件」や、企業との癒着、異性スキャンダルなどと列挙し、「密事が明るみに出れば、壊滅的打撃を受ける」「今回限りの個人情報漏えい費用」などと脅している。複数の名前を使い「公的情報機関に属する」として、地方銀行の福岡市内の支店の口座などに振り込みを要求している。 同市は、公務員・教職員名簿から無作為に抽出して送付したとみて、脅迫文書を職員用のパソコン画面に掲載。「要求に応じないように」と注意を喚起している。吉川署は「脅迫容疑に当たるか微妙。心当たりがないことに送金はしないように」と呼びかけている。(毎日新聞) |