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2003年05月27日(火) 20時09分
ネットの危険、映像で−−県警、全高校に啓発ビデオ配布 /長野(毎日新聞)インターネットを利用したハイテク犯罪が低年齢化傾向にあり、今後さらに増加すると予想されることから、県警生活安全企画課はこのほど、県下の全高校(公・私立計108校)に、「情報セキュリティー対策ビデオ」を配布した。題名は「虚構への落とし穴」。4人家族の高校生の娘がネット上でいわれのない中傷を受けたり、中学生の息子がネットオークションで偽物の靴を買わされる詐欺に遭う事例を通して、顔が見えないネット社会に潜む危険を分かりやすく紹介している。 同課によると、ハイテク犯罪の検挙件数は98年の3件から02年までの5年で6倍の18件に増加。相談件数も99年の49件から02年までの4年で約6倍の298件に増加している。そのうちインターネットオークション詐欺に関する相談が28倍、名誉棄損に関する相談は17倍となっている。 総務省の「通信利用動向調査」によると、02年3月時点で県のインターネット人口普及率は約27%。県民の約3・7人に1人がインターネットに接していることになる。 同課ハイテク犯罪対策室長の細萱春気さん(51)は「被害予防の一環でネットに接する機会の多い高校生に配布した。インターネットは簡単に利用できるが、落とし穴がある。警戒心を持って利用してください」と呼びかけている。このビデオは県下の警察署からも貸し出し可能。問い合わせは最寄りの警察署の生活安全課まで。【反橋希美】(毎日新聞) |