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2003年05月24日(土) 00時00分
住基ネット「内部の犯罪対応策ない」(朝日新聞・)住基ネットの第2次稼働を8月に控えて市民の不安を解消しようと、全国リレーフォーラム「電子自治体と未来のくらし」(総務省、県など主催)が23日、長崎市の長崎新聞文化ホールであった。安全性への質問が出ると、システムの構築に携わった専門家は「内部の人が犯罪行為をするのは対応のしようがない。万全ではないが実用上は十分」と説明した。フォーラムは長崎を皮切りに全国を巡回するもので自治体関係者を中心に約350人が参加。電子自治体などの説明のあとパネル討論があった。 市民の立場でパネリストを務めた「ちゃんぽん倶楽部」の中村美幸さんが「便利と危険は背中合わせ。本当はどうなのか不安」と発言すると、県の担当者は「運用面が一番重要で、教育やチェックを充実させたい」と答えた。 総務省の担当者は「何のためにシステムを作るのかを説明してこなかった反省点がある。住民の要望に応えるために進めているということを説明していきたい」。コーディネーターの馬場宣房・長崎新聞社論説委員は「この会は情報公開と説明責任の一歩に過ぎない」と締めくくった。 ◇ フォーラム終了後、住基ネットに反対する長崎と福岡の市民グループが市役所で会見し、国の説明やフォーラムのあり方を批判。技術面では「5年、10年は大丈夫」と説明されたことについて「裏を返せば、いつかはハッカーなどに破られるということだ。技術革新の競争を勝ち続けられるはずはない」と話した。 |
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