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2003年05月24日(土) 00時00分
エコマーク無断使用で資源の「無駄遣い」(産経新聞)国際協力事業団(JICA、東京)が、エコマークを認定する日本環境協会に申請しないまま、青年海外協力隊とシニア海外ボランティアを募集するエコマーク入りのポスター計約5万1000枚を発行し、約1万8000枚を刷り直していたことが24日分かった。エコマークの無断使用が資源の無駄遣いを招く皮肉な形となり、JICAは「故意ではなかったが、今回のことを教訓に再発防止に努めたい」としている。 自治体や公共団体は、使用料や審査なしでエコマークをシンボルマークとして使用できるが、使用の際は申請が必要。 JICAによると、再生紙を使っていることなどから、ポスターには例年エコマークを入れていた。今年は、担当者もポスターを作る広告代理店も替わったため、申請が必要と知らずにポスターを発行。4月下旬になって問題があることが分かったが、事後申請は認められなかった。 このためJICAは、掲示期間をすぎたポスターや、掲示する会社の事情で差し替えられないポスターなど計約3万3000枚を除く約1万8000枚をエコマークのないものに刷り直し、日本環境協会に謝罪したという。 事後申請を認めなかったことについて、日本環境協会は「例外を認めてしまえばエコマーク制度の信頼は担保できない」と話している。
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