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2003年05月23日(金) 09時13分
OperaブラウザのMSN閲覧でまた問題(ZDNet)OperaブラウザからMicrosoftのMSN.comへのアクセスをめぐる問題で、ノルウェーのブラウザ開発企業Opera Softwareは、自社のOperaブラウザユーザーの約30%がMSNにアクセスできないと主張している。この問題は、OperaユーザーがMSNを訪問しようとすると、トラフィックがビジーだとのサーバエラー表示が出てアクセスできないというもの。ユーザーたちはOperaの掲示板でこの問題について意見を交わし、MicrosoftのXboxゲームサイトへのアクセスに関する問題についても指摘している。 Microsoftは意図的にOperaユーザーを締め出しているわけではないときっぱり否定。この問題を調べたOpera幹部も、影響を受けるのはほとんどがOperaユーザーだが、MSNのこの問題はMicrosoftのInternet Explorer(IE)でも発生することがあると認めている。 しかしこの問題は、MicrosoftとOperaの間の苛立ちと疑念を再燃させた格好だ。 両社の対立は2001年10月にさかのぼる。この時はMicrosoftがMSNの再構築に際し、OperaやAOL Time WarnerのブラウザなどIEの競合ブラウザではアクセスできないようにした。 その後1年以上たって今度はOpera側が、MicrosoftはOperaブラウザ向けに欠陥のあるスタイルシートを送りつけているため、Operaを使ってMSNを閲覧するとコンテンツの一部が見えにくくなってしまうと指摘した。 しかしMicrosoftでは今回の問題について、過去の経緯とは関係ないと強調している。 MSN部門のプロダクトマネジャーLisa Gurry氏は「Operaブラウザとの間で問題を起こすことは、当社の意図するところではない。当社はOpera 7のユーザーにIEユーザーと同じ体験をしてもらえるよう、以前サイトを改善した。今回も問題があると確認できれば、必要な改善を施すためにOperaと協力する。これがもっと大きな問題の前触れになるとは思っていない」と話している。 Opera幹部はMSNのテキスト言語のプリファレンス処理に問題があることを発見したとしており、この問題はOperaにのみ起きるものではないが、Operaユーザーに偏っていると指摘する。 「MSNサーバの設定にミスがあり、別のやり方で再びOperaユーザーがターゲットとなっている。ごくまれにIEユーザーもこのバグの影響を受けることがあるが、自分の言語を定義するIEユーザーはほとんどいないため、影響を受けるのはOperaユーザーの方がはるかに多い」。Operaの最高技術責任者(CTO)Hakon Lie氏は電子メールでこうつづっている。(ZDNet) |