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2003年05月23日(金) 08時31分
「都営銀行」来年度開業へ 資本金1500億円(産経新聞)石原慎太郎東京都知事が2期目の公約に掲げ、設立準備を進めてきた都主導の新銀行の基本構想が22日までに固まった。技術力がありながら資金調達が困難な中小企業に対し融資するのが狙い。23日にも正式発表される。構想では資本金は1500億円。うち1000億円程度を都が出資し、民間企業などから約500億円を募る。2004年度の開業を目指す。実現すれば自治体が母体の銀行は初めて。 既に参加企業とは順次基本合意している。今後も参加を募り、最終的には業務提携も含めてJR東日本や金融機関など10社以上が参加の見通しだ。新銀行は普通銀行で、預金、融資業務ともに行う。総資産は5兆円を目指す。 JR東日本と提携し、新銀行が発行するICカードで公共料金の支払いなど決済機能を持たせることも検討している。 石原知事は「都の信用力を基に、不良債権が全くないところから出発する新銀行をつくり、中小企業に生きた資金を提供する」としている。 都は中小企業対策として民間金融機関から低金利で融資を受けられる制度を設けているが、新銀行は将来性や技術力を審査し、無担保で融資をすることも検討している。 石原知事は昨年、都が主体となった銀行設立の研究を指示、都庁内部で準備を進めてきた。理事級をトップに準備チームを近く発足させる。 地方自治体が銀行に出資する例はあるが、自治体が母体となる銀行はなかった。竹中平蔵金融・経財相は都の計画について「銀行業界の発展のためにも新規参入は意味がある」と歓迎の意向を示している。
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