医療ミス：自治医大病院　医療過誤を自主公表へ（毎日新聞）

悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

2003年05月23日(金) 18時24分

　自治医科大付属病院（栃木県南河内町）は、医療過誤で患者が死亡したり重大な障害を負った場合、自主的に、事故の内容などを報道機関に公表する方針を固めた。同病院では昨年９月と今年１月、医療ミスによる死亡事故が相次いでおり、再発防止や信頼回復策を検討していた。

　同病院経営管理課によると、医療過誤で患者が死亡したり重い障害が生じたり、その疑いがある場合、概要と患者の性別・年齢、再発防止策などを地元の記者クラブなどで発表する。本人や家族の同意を前提とするが「同意が得られない場合でも、患者が特定されないようにして概要だけでも発表したい」という。

　また医療事故か否かにかかわらず、本人や家族がカルテや看護記録などの開示を求めた場合、コピーを渡すことも検討している。これまでは、閲覧に限って認める場合があった。　【仙石恭】

［毎日新聞５月２３日］ ( 2003-05-23-18:24 )