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2003年05月21日(水) 08時21分
カナダでＢＳＥ感染牛を確認、北米地域で初めて（日経新聞）【ニューヨーク20日共同】カナダ政府は20日、同国西部アルバータ州の農場で、牛海綿状脳症（ＢＳＥ）に感染した牛1頭が確認されたと発表した。国際獣疫事務局（パリ）などによると、北米地域での自国産牛のＢＳＥ感染は初めて。 ベネマン米農務長官は同日、拡大の恐れはないとの見方を示したが、米農務省はカナダからの牛や牛肉など関連製品の輸入を禁止、カナダへの専門家の派遣を決めた。 日本財務省によると、2001年の日本の牛肉輸入量は67万6800トンでほとんどが米国、オーストラリア産。カナダビーフ輸出連合会によると、02年のカナダから日本への牛肉輸出は約2万4000トン。 カナダ政府によると、食肉用に解体した8歳の雌牛1頭にＢＳＥ感染の疑いが浮上、英国での検査で20日、最終的に感染が確認された。農場を隔離、感染経路などを調べている。 問題の牛の肉は食品店には一切出ていない。人体への危険は低く、他の家畜に伝染する可能性も小さいが、感染が判明した家畜は処分する方針。 (08:48) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030521AT3K2100K21052003.html |