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2003年05月21日(水) 06時39分

着メロ著作権使用料、02年度は70億円突破 前年の倍朝日新聞

 携帯電話の着信メロディーについて作曲家や作詞家に支払われる著作権使用料が、統計を取り始めた99年度から急伸し、今年3月末までの1年間(02年度)で70億円を突破したことが確実になった。01年度の38億円の倍近い伸びで、4年間で20倍以上の急成長。ダウンロードされる「着メロ」は全国で月間1億1000万曲以上に達する計算になる。

 社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC=ジャスラック)が21日、ダウンロード回数が多い楽曲の順位などとともに発表する。

 「着メロ」は、携帯所有者がiモードなどのインターネット網を経由して配信事業者からダウンロードして購入、電話やメールが着信する際に好みの音楽を鳴らす。毎月100〜300円の支払いで15〜20曲ダウンロードできるのが標準的だ。国内には100社以上の配信事業者がひしめき、事業者はJASRACに1曲あたり5円の著作権料を支払い、JASRACが作曲家などの著作権者に分配している。

 違法コピーの蔓延(まんえん)などでシングルCDの売れ行きが前年比4分の3に激減しているのとは対照的に、着メロ利用の拡大は止まらず、著作権者にとって思わぬ収益源になっている。(05/21 06:38)

http://www.asahi.com/business/update/0521/027.html

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