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2003年05月20日(火) 00時00分
市営アパートで工事ミス/市は調査を放置(朝日新聞・)広島市営アパートで、建築時に建物の垂直度を測るために開けた穴を、完工後にふさぎ忘れるミスが見つかっていることがわかった。市は、ミスの一部が93年に判明したにもかかわらず、01年まで残りの調査を放置していた。 先月、全483棟の調査を決めたが、入居者がいる部屋の調査は難しく、終了のめどは立っていないという。 穴は各階の四隅に開けられ、直径約15センチ。厚さ約12センチのコンクリートを貫通している。 穴を通しておもりを垂らし、垂直度を調べるという。開けたままにしておくと、火災時に上下の階への延焼の原因にもなるため、本来は完工後にふさがれる。 同市では93年2月、中区の市営基町アパートで火事があった際、ふさぎ忘れた穴が原因で火が燃え広がったことが判明。 さらに東区の市営アパートの一部でも10戸で穴が見つかった。 その後は調査は実施されず、01年になって当時の書類に気付き、市が同アパートの調査を再開したところ、新たに67戸で穴が見つかったという。 正木一彦・住宅担当部長は「施工業者のミスだが、市も管理者としてチェックが甘かった。調査を放置した理由は調査中だが、反省している」と話している。 |
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