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2003年05月19日(月) 13時20分
＜内職詐欺＞被告のコンサルタント社長が否認 仙台地裁初公判（毎日新聞）テープ起こし内職の教材販売会社「キャリアリンク」に指示し、うそをついて教材を販売していたとして、詐欺と特定商取引法違反（不実告知）の罪に問われた東京都千代田区の経営コンサルタント会社「起業家情報センター」社長、井本剛司被告（３０）＝同区＝ら６人の初公判が１９日、仙台地裁（畑中英明裁判長）であった。井本被告は「内職詐欺と一刀両断されることは納得できない。事実は全く逆で一方的な決めつけだ」と、詐欺罪については否認した。他の５人は、４人が全面的に認め、１人が留保した。起訴状によると、井本被告らは０１年８月〜０２年４月、宮城県内の主婦ら１１人に「（テープ起こしの）研修は難しいものではなく、研修用の教材費の８割は戻ってくる。内職の仕事はすぐにもらえる」などと偽り、約１４３万円をだましとった。 冒頭陳述で、検察側は「（井本被告は研修生が）挫折すればするほど売り上げが増えると考えた」と内職商法を始めた動機を説明し、「（答案を）徹底的に添削し、研修生本人に能力がないと思いこませた。４００人が試験を受け、全く合格者がいない月もあった」と指摘した。【高橋昌紀】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030519-00001046-mai-soci |