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2003年05月19日(月) 00時00分
愛煙家また受難、７月１日たばこ値上げへセブンスターは２５０円→２８０円に！（ZAKZAK）日本たばこ産業（ＪＴ）は１９日、７月１日からたばこ税が１本当たり約１円増税されることに伴う値上げを、財務省に申請した。大半の銘柄は増税分をそのまま価格転嫁し、最も売れているマイルドセブン・ライト（２０本入り、定価２５０円）は２０円値上げし２７０円とする。ただセブンスターなど８銘柄は、現行価格から３０円の値上げ。一方で、タールが１ミリグラムのマイルドセブン・ワン・１００’ｓ・ボックス（２７０円）など２銘柄は価格を据え置き、他の低タール商品３銘柄も値上げ幅を１０円に抑える。記者会見した筧正三副社長は「１ミリグラム市場は伸びており、他社との競争戦略上、値上げ幅は控えめにした」と説明した。 ６月中旬ごろには財務省の認可を受け、増税に合わせて７月１日から値上げを実施する計画。たばこの値上げは、１９９８年１２月以来約４年半ぶり。５月からは増税で発泡酒、ワインが値上げされており、生活への増税の影響が広がる。 値上げ申請したのは、１２１銘柄。筧副社長は「増税による負担増を社内で吸収する余力がなく、価格に転嫁せざるを得ない状況だ」とした。 ただＪＴの試算では、増税による値上げなどで本年度のたばこ販売数量は約１２０億本減少する見込み。筧副社長は「増税などに伴い３００億円の減益要因になり、財務に与える影響は大きい。合理化をより強化していく」としている。 ZAKZAK 2003/05/19 |