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2003年05月15日(木) 11時43分
RIAAの著作権警告ミス、さらに24件(ZDNet)全米レコード協会(RIAA)は5月13日、著作権侵害について警告する通知を誤って何十通も送付していたことを認め、謝罪した。RIAAではこれについて、臨時に雇用していた職員が、著作権のあるファイルが実際にダウンロード用に提供されていたかどうかを確認しないまま、米デジタルミレニアム著作権法(DMCA)を盾に警告する通知を送ってしまったと説明。発表文で「われわれは削除を求める通告を24通送付しており、すべてこの臨時職員に関連していると思われる」と述べ、「これによって迷惑をかけたことを謝罪する」と記している。 これに先立つ12日、実際は著作権侵害のファイルなど存在しないのにRIAAがペンシルベニア州立大宛てに警告の通知を送っていたことが発覚し、RIAAはこの警告を撤回している(昨日の記事参照)。 RIAAは海賊版への対抗策として、自動ロボットでインターネットを巡回し、米著作権法に違反するやり方で配信されているファイルの発見に努めている。RIAAではこのロボットがどんな技術を利用しているのかの公表は拒んでいるが、MediaForceやMediaDefenderなどの会社と契約しているようだ。RIAAは著作権取締担当者に対し、著作権侵害に当たるとされるMP3ファイルをすべて聴いて確認するよう求めていないと認めている。 RIAAの広報担当者Jonathan Lamy氏は問題の臨時職員の氏名や、この職員が解雇されたかどうかについては明らかにせず、警告通知を送付した相手の公表も避けている。(ZDNet) |