信者から１５００万円詐取市原署が宗教法人代表ら逮捕（東京新聞）

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2003年05月14日(水) 00時00分

　宗教法人の代表らが信者から千五百万円をだまし取ったとして、市原署は十三日、詐欺の疑いで千葉市中央区椿森六、宗教法人「徳修寺」代表岩沼寿晃容疑者（６４）と、札幌市清田区美しが丘二条七、岩沼容疑者の元妻でピアノ教師中田ひろみ容疑者（４１）を逮捕した。

　調べでは、両容疑者は一九九六年六月上旬から翌七月中旬にかけ、静岡県富士市の女性信者（５６）に「金融機関に預けるよりもうかる。一年貸してくれ」ともちかけ、数回にわたり計千五百万円をだまし取った疑い。

　徳修寺は九二年に市原市五井に開かれ、二〇〇〇年に引き払われた。女性はテレビのワイドショーで寺が紹介されているのを見て、通うようになったという。

　調べに対して岩沼容疑者は「借金ではなく、金は寺に奉納された」と否認。中田容疑者は「岩沼容疑者が一人でやったことだ」と述べているという。

　同課はほかに相当額の余罪があるとみて詳しく調べている。