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2003年05月13日(火) 11時36分
新ウイルス「Fizzer」感染拡大(ZDNet)大量メール送信型の新種コンピュータウイルス「Fizzer」(w32.fizzer@mm)がネット上で急速に拡散している。Fizzerは異なるコンポーネントを多数備え、それぞれが別々のプロセスを誘発させるようになっているため、抑え込むことが非常に難しくなっている。 このワームは電子メール経由で感染し、自前のSMTPを備えて電子メールクライアントのあらゆるセキュリティ機能を回避する。また、Kazaa経由でも感染する。 このワームは自己アップデート機能を備えており、GeoCitiesアカウントに接続して最新バージョンにアップデートする。また、IRCとAOL Instant Messengerに自分のアカウントを開設してウイルス作者からの次の命令に備えている。 Fizzerは感染するとウイルス対策ソフトの機能停止を試みる。感染したシステムは分散型サービス拒否(DDoS)攻撃に利用される可能性がある。 Fizzerはキー入力のログを取るトロイの木馬を内蔵しており、これを利用してパスワードやクレジットカード情報などが盗まれる可能性がある。こうした機能のため、ZDNet Virus Meterでは危険度を(10段階中の)「7」と評価している。(ZDNet) |