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2003年05月10日(土) 19時42分
「ハイテク犯罪被害に注意を」 山梨園芸高で講習会−−県警 /山梨(毎日新聞)若者がインターネットや携帯電話に関するトラブルに巻き込まれないようにと、県警生活安全企画課は9日、石和町中川の県立山梨園芸高(宮川芳春校長、生徒数329人)で、生徒約300人を対象に「ハイテク犯罪被害防止講習」を行った。講習ではインターネットオークションを舞台にした詐欺や、アダルトサイトを通した料金の不当請求などのトラブルや注意点を説明。同課ハイテク犯罪対策係の池上達也係長は「オークションの詐欺は巧妙。必ず相手の住所、連絡先を確認し、高額な取引は避けてください」「『払わないと直接請求に行く』などというメールでもすぐ削除してください。絶対に(業者は)来ません」などと教示した。 講習を受けた3年生の三ツ石梢さん(18)は「自分は関係ないと思っていると、いつか被害に遭う。講習を受けてさらに気を付けようと思いました」と、講習が役に立った様子。熊谷栄二教諭は「携帯電話はほとんどの生徒が持っている。使用を禁止するよりもこの講習のようにちゃんと教えておいたほうがいい」と話していた。 県内のハイテク犯罪に関する相談受理件数は、昨年1年間に119件あり、今年は4月末までで既に71件に達している。池上係長は「今後、携帯電話の使用によるトラブルや注意点などにも講習を広げていきたい」と語った。【吉見裕都】(毎日新聞) |