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2003年05月09日(金) 00時00分
アポイントメント商法の相談・苦情最多に 昨年度(信濃毎日新聞)電話などで呼び出して高額なアクセサリーなどを購入させる「アポイントメント商法」について県内四カ所の県消費生活センターに昨年度寄せられた相談や苦情が四百十一件に上り、統計資料のある過去十年間で最多になったことが八日、県生活文化課のまとめで分かった。この十年で約二・五倍に急増。無作為に電話する方法に加え、近年はインターネットの「出会い系サイト」を使った方法も目立っており、各センターは安易に誘いに乗らないよう注意を呼びかけている。 同課によると、アポイントメント商法の相談、苦情、問い合わせは、九三(平成五)年度に百五十九件だったが、九八年度に二百件を突破、二〇〇〇年度は四百件を超えた。県は〇一年度から、一般的な問い合わせは集計から外したため、同年度は三百六十八件に減ったが、それでも昨年度は四十三件増えた。 松本消費生活センター(松本市)には百四十五件の相談、苦情があり、四センターの中で最多だった。相談者の八割以上が二十代の若者。 アポイントメント商法は「あなたが選ばれました」などと電話がかかり、詳細を説明するからと言われ、喫茶店などで待ち合わせるのが一般的。そこから事務所や展示場などに連れていかれ、多人数で貴金属や毛皮、絵画などの購入を強く勧められ、断りにくくなるという。出会い系サイトの場合は、メール交換を通じて相手と会うと、同様の方法で購入が勧められる。 同センターは「出会い系サイトで知り合った場合は、恥ずかしがって相談しなかったり、詳しい経緯を説明しないことも多い。被害はもっと潜在化している可能性がある」とみている。
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