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2003年05月05日(月) 10時06分
「節電器」訪問販売トラブル急増、被害者の会結成へ(読売新聞)急増する「節電器」を巡る訪問販売トラブルに対処するため、全国規模の「被害者の会」が連休明けにも結成されることになった。会では、各地の弁護士会に被害実態を報告、被害弁護団の結成や詐欺容疑での告発を働きかける方針。問題となっているのは、電気機器販売会社「アイディック」(東京都千代田区)が主に行っている販売手法。大手メーカーが「電気代を5%前後削減できる」などと説明しているのに対し、同社では大手メーカーなどの製品を、「電気代を3—4割節約できる」と誇大に宣伝。「効果がない場合は返金に応じる」と電話などで勧誘し、約80万—300万円で5、6年のローンを組んで販売していた。 各地の消費生活センターには、同社に関し、「効果が無いのに返金に応じない」などの苦情相談が寄せられており、同会の設立準備メンバーらによると、全国の被害者は約10万人、被害総額は約20億円を超えるという。 同社を相手取り、これまでに契約解除や返金を求める訴訟が100件以上起きているが、同社は今年1月、約20億円の負債を抱えて任意整理を開始。関係者の行方も分からず、同社からの返金は困難と見られている。 会設立後は各地で、信販会社を相手取った契約無効の集団訴訟を起こす一方、同社代表らを詐欺容疑で告発する方針。すでに福岡県では弁護団が結成され、北海道や宮城、福井県でも結成の動きが出ている。 電話相談は011・756・2713へ。 ◆節電器=電力会社から通常、100ボルト前後で供給される電圧を95ボルトまで下げることで、電気料を節約するとされる機器。(読売新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030505-00000201-yom-soci |