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2003年05月03日(土) 21時23分
電話会社、既存顧客向けサービスに重点移行(ZDNet)世界の固定電話と携帯電話事業者は昨年来、既存顧客向けのサービス向上に割り当てる予算を増額しているとの調査結果をIDCが発表した。IDCは1999年から2003年1−3月期までの世界数百社の電話会社の投資パターンを調査。その結果、インターネット電話プランの新設やネットワーク運用向上などに充てる予算が増えていることが判明した。 この投資パターンは、2000年以前の電話業界の戦略から180度転換している。当時は新地域への進出と新顧客獲得を目的としたネットワーク拡大に重点が置かれ、既存顧客へのサービスは二の次になっていた。 キャリアにとっては既存顧客を維持することの重要性が増しており、これは主に、顧客拡大の余地がもはやなくなっていることによると、IDCの上級アナリスト Rena Bhattacharyya氏は解説。「キャリアは自社の投資について再考を迫られている」と指摘する。 しかしこの結果、向こう3年間でNortel Networks、Lucent Technologiesなど電話ネットワークのインフラ提供企業大手に影響が出るだろうとこの調査では予測する。 新サービスに力を入れているキャリアは、ネットワーク構築に注力しているキャリアに比べて新しい機器にそれほどの予算を費やさないというのがその理由。機器の購入は一切行わず、必要なインフラにはサードパーティ企業を利用しているキャリアもあるとBhattacharyya氏は言う。 この結果、電話会社による新インフラ機器への投資は2003年、6%のマイナスになり、2004年には5%減少するとIDCは予測している。(ZDNet) |