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2003年05月01日(木) 20時32分
ヤミ金融の虚偽債務督促、県内でも被害相次ぐ−−県消費生活センター /鳥取(毎日新聞)◇「お悔やみ電報」でいわゆるヤミ金融から金を借りた債務者に「業者から債権譲渡を受けた」と虚偽の電報や電話で金をだまし取る手口が全国で相次いでいるが、県内で架空の債務を督促する「お悔やみ電報」が送りつけられる被害が相次いでいることが、県消費生活センターのまとめで分かった。 4月2日以降、既に県内で10件の相談があった。いずれも、うるし菊の台紙を使ったお悔やみ電報で、内容は「貴殿の全債権の責任を請け負いました。ご返済につきましては大至急ご連絡ください」などと担当者の名前と携帯電話番号を明記。連絡がない場合は、家具差し押さえや電気、ガス、水道の使用止めのほか、身内や近所への督促をするという脅迫めいたことも書かれてあった。 中には、消費者金融に借金があったため、既に指示された携帯電話に連絡し、2万円を払い込んだケースもあった。 はがきや手紙を使った同様の請求はこれまであったが、お悔やみ電報は初めてという。センターは、請求する根拠が記載されておらず支払う必要がない▽個人情報が漏れる恐れがあるため、携帯電話には連絡しない▽電話による脅しがあれば、警察に通報する——ことなどを相談者に対し指示しているという。 相談は、同センター(0859・34・2765)。 【桜井由紀治】(毎日新聞) |