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2003年05月01日(木) 20時47分
ネット・オークション詐欺で暗躍、ＩＤ屋を逮捕（読売新聞）京都府警ハイテク犯罪対策室と松原署は１日、他人のインターネット・オークションのＩＤとパスワードを盗んで、不正なアクセスを重ねたとして、東京都渋谷区本町１、無職井手宣裕容疑者（４０）を不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕した。井手容疑者は、盗んだＩＤやパスワードを売る「ＩＤ屋」とみられ、ネット・オークション詐欺の元凶ともいえるＩＤ屋の摘発は全国で初めて。調べでは、井手容疑者は昨年９月２２日、自宅のパソコンを使って、オークション出品者の宇都宮市の銀行員（３４）のＩＤとパスワードを盗み、同オークションにアクセスしたのをはじめ、同年１１月２０日までに８都道県の計１０人のＩＤとパスワードを入手、計１７回、不正にアクセスした疑い。 井手容疑者はオークションサイトに表示される出品者のＩＤからパスワードを連想し、探し当てていた。インターネットの掲示板で盗んだＩＤとパスワードを販売したことも認めており、「２人に２万円ぐらいで売った」と供述している。 ネット・オークションでは、各出品者の過去の売買実績が公開されており、信用の目安とされる。しかし、代金だけを受け取り、商品を送らないネット詐欺が相次いでおり、他人になりすますため、盗んだＩＤとパスワードを売るＩＤ屋の存在が指摘されていた。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030501-00000313-yom-soci |