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2003年05月01日(木) 15時05分
「円満院」競売取り下げ 債権者、差し押さえ登記抹消へ(京都新聞)国の重要文化財「宸殿(しんでん)」などがある滋賀県大津市園城寺町の寺院「円満院」の敷地と建物の競売手続きが進んでいた問題で、大津地裁に競売を申し立てていた債権者が申し立てを取り下げたことが1日、わかった。競売をめぐっては、約5億円で落札した和歌山市の宗教法人が代金を支払わず3月に競売不成立になったばかり。今回、債権者側が取り下げたことで、貴重な文化財が差し押さえ物件として第三者の手に移る可能性はなくなった。同地裁によると、円満院の土地、建物に抵当権を持つ債権者2社が4月30日と5月1日に競売を取り下げた。 競売物件になっていたのは、宸殿などの建物と敷地約1万4000平方メートル。昨年9月の3回目の競売で、和歌山市の宗教法人「大池寺」が約5億円で落札したが、競売前に納付した保証金約1億円を除く代金約4億円を期限までに支払わず、競売は成立しなかった。 大津地裁は競売不成立を受け、4回目の競売の開札日を5月27日に指定、公示していたが、債権者が取り下げたため円満院の宸殿などの差し押さえ登記を抹消する。 大池寺が支払った保証金約1億円は同寺に返還される。 (京都新聞) |