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2003年05月01日(木) 16時06分

<白装束集団>「無余地駐車」道交法適用し摘発 岐阜県警が方針毎日新聞

 岐阜県八幡、大和両町境で「パナウェーブ研究所」を名乗る白装束の集団が林道を「占拠」している問題で、岐阜県警は1日、この集団の車両の駐車方法が、道路交通法が禁じた無余地駐車に該当するとして、同法を適用して摘発に乗り出す方針を固めた。一方、警察庁は同日開かれる国家公安委員会でこの問題を議題に取り上げ、厳しい姿勢で臨む考えを明らかにした。

 調べでは、同集団は白いワゴン車や乗用車数台を林道の左側に一列に駐車している。道路交通法45条は、道路左側に駐車した状態で、右側の幅員が3.5メートル以上の余地がない場合は駐車できないと規定しており、同県警の調べで、現地でこれに違反した状態が確認できたという。早ければ同日にも摘発に乗り出す模様だ。

 「パナウェーブ研究所」を名乗る集団の本拠地は福井市とされる。昨年10月から福井県和泉村で冬季通行止めの県道を占拠。この県道の通行止めが解除されるのを機に、県大野土木事務所が、退去を勧告。先月25日、福井県側から岐阜県八幡、大和の両町境に到着していた。この場所でも林道を車で「占拠」した状態で、両町は同30日、林道管理規則に基づき退去勧告を出していた。

 一方、集団側は「病人がいるため、すぐには無理だが、5月3日までに退去する」と話していた。

 集団が占拠している林道では、この日午前10時から八幡町職員ら3人が現地パトロール。集団に接触した同町幹部によると、再度退去勧告をしたところ、集団側は「荷物はまだ外に出ているが、まとめてあるので、車に載せればすぐに出発することができる」と答えたという。また、ガードレールや木々を覆っている白布を取り外すよう求めると、「今外すと電磁波が帯電するので出発するまでは外せない」と拒否したという。

 一方、町は同日夕までに集団側に対し、ごみやし尿の廃棄場所について回答するよう指導した。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030501-00001078-mai-soci

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