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2003年04月29日(火) 07時00分
JAL、3年3カ月ぶり国内線普通運賃引き上げ(日経新聞)日本航空システム(JAL)が7月から国内線普通運賃を11%引き上げる。普通運賃の引き上げは3年3カ月ぶり。イラク戦争や新型肺炎による経営悪化が理由だが、デフレ下の運賃引き上げには消費者が反発する可能性もある。 値上げ幅は全路線平均で1人2600円。回数券と往復割引運賃も6月の2%に続き、7月も3%値上げする。一連の値上げで今年度120億円の増収効果を見込む。 日本航空と日本エアシステムが経営統合した昨年10月から普通運賃を1割下げた。だが、イラク戦争と重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)が直撃。減収効果は今年度で900億円の見込みで「合理化では吸収しきれない」(幹部)。航空業界にはかねて、引き下げすぎた普通運賃を是正したいとの思惑もあった。各社は1990年代に国内で割引運賃制度を拡充。平均運賃は90年から3割以上下がった。価格競争が各社の体力を奪っており、「運賃体系を見直したい」との声が漏れていた。値上げで比較的堅調だった国内線の需要が減る可能性もある。消費者の理解を得ながら業績を立て直すには一段のリストラが必要となりそうだ。(07:00) http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20030429AT1D2806H28042003.html |