悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2003年04月25日(金) 21時20分
ＪＡ高知市の農家がショウガに未登録農薬使用 県園芸連が５．４トン自主回収 ／高知（毎日新聞）県環境農業課は２４日、ＪＡ高知市の農家（１戸）が出荷したショウガに未登録農薬「ダイアジノン」が使用されていた、と発表した。ショウガは市場に出回る前に県園芸連が自主回収し、実害はなかった。事態を重視したＪＡ高知市は、２１日から出荷を自粛している。県と県園芸連の調べでは、ＪＡ高知市朝倉支所内の２戸の農家でダイアジノンの使用が認められた。このショウガを含む計約５・４トンが自主回収され、県は焼却処分する予定。 問題のショウガは今月１７日に５戸の農家が共同出荷した中に含まれていた。出荷する際、一部に白い粉が付着していたといい、輸送の途中で回収。県園芸連が事情を聴いたところ、１農家が「ショウガに虫食いが確認されたため、農薬を使った」と話したという。 ダイアジノンは、イネのツマグロヨコバイ、キャベツのコガネムシ類幼虫などに農薬登録がある殺虫剤だが、ショウガに適用することできない。県は同支所内の７８戸の農家を対象に農薬の分析調査を実施したが、２戸の農家以外からはダイアジノンは検出されなかった。県と県園芸連では、生産者自ら農薬の適正使用に取り組むためのシステムづくりを目指す方針。 全国生産の約５割を占める県産ショウガの生産は年間約４０００トン。 【関谷徳】（毎日新聞） |